職場のことや人間関係のこと、もう限界ですか?
いっそのこと転職してしまえば楽になるかも…。
そのように思うかもしれませんが、転職は自分の人生の方向性を変える割と大きめな選択なので、行動に移す前に慎重になる必要があります。
この記事では、転職を2回しても人間関係には悩まされ続けている管理人、ニワトリさんが、辛い思いからの転職を決意する前に、一度冷静になって考えるべきことについて解説します。
職場や人間関係で限界を感じるとき
まず、職場や人間関係のことで限界を感じるときはどのようなときでしょうか。
千差万別あるとは思いますが、おもな状況を下にまとめました。
では1つずつ解説していきます。
仕事を頑張れば頑張るほど不安な気持ちになる
自分の努力した仕事に対してのフィードバックがなければ、もがいているだけの状態になり、やるだけ不安な気持ちになってしまいます。
その具体例が次の通りです。
- 責任感が仇となりなんでも当然のように大量の仕事を押し付けられる
- また、無理なことでもあなた自身が断れないタチ
- 頑張れば周囲から奇異の目で見られる
- 正当に評価してもらえない
あなたの努力がどのように評価されているのかを確かめるためにも、まずは上司に面と向かって相談してみることをおすすめします。
成長やスキルアップを実感できない
例えば、人間関係であったり、人に忖度することであったり、本来の仕事とは関係のないところで時間と体力を消費している状況に陥るなど、自分の成長やスキルアップに支障がでてくることがあります。
悩んでいても仕方がないしそれも仕事のうちだと割り切ってしまうのが一番ですが、純粋に仕事して成長したいだけなのに「くだらないなぁ。」と思ってしまいます、
悪いように「キャラ付け」される
様々な人がいるのでしかたがないことではありますが、職場とは往々にして色眼鏡で見られる場所です。
そして一度「キャラ付け」されてしまったら、その印象はなかなか覆りません。
それももしあなたが悪いキャラとしての地位を確立してしまった場合、仕事の上でも何をしても悪と見做されてしまいやすいです。
これこそが正当な評価をしてもらえない人が出てくる原因であり、真面目にコツコツと努力している人が会社から搾取されるだけの大損の構図ができあがります。
尊敬できる上司・先輩がいない
尊敬できる上司や先輩がいなければ、自分が目標とする対象が見つからず、頑張る方向性や努力の仕方が分からなくなってしまいます。
ただただ暗闇の中を方向も分からずに漂うイメージです。
仕事で自分が重大な判断をすることとなったときに、尊敬する人を思い浮かべて「あの人だったらどのように考えるだろうか。」と想像することは、大きな判断基準や指標となります。
そのときに思い浮かべられる人がいない、ということは自分がその職場でキャリアを積む上でかなり不利になります。
…もちろんどのような状況であれ、自分で判断するということに大きな意味があるのですがね…。
その職場での10年・20年後の自分が想像できない
自分がその職場で10年・20年後に出世した姿をイメージできないのであれば、いつか今の職場やそこでの人間関係に限界を感じてしまいます。
先述の内容に通じるものがありますが、上司や先輩が活き活きと仕事をしていなければ、その人たちに何の魅力も感じませんし、おまけにそれが将来の自分の姿だと思うと鳥肌モノです。
自分なりの上から降りそそぐしがらみの切り抜け方を体得しなければ、将来はいたずらに責任だけがのしかかる険しい獣道となることでしょう。
転職に踏み出す前に考えるべき4つのこと
十分に転職に踏み出す理由はあるかもしれませんが、ちょっと待ってください。
実は自分の捉え方や受け取り方を変えるだけでも、転職せずとも時間とともに状況が改善される場合があります。
そのために一度立ち止まって次の4つのことを考えてみましょう。
仕事のやりがいは全くないか
職場に居れば、人間関係など仕事内容とは関係ないことで頭を悩ますことが大いにありますが、それでは仕事内容はどうでしょうか。
現在のあなたの仕事内容はあなたにとって全くやりがいのないものでしょうか?
もし少しでもやりがいを持って仕事ができる余裕があなたにあるのであれば、人間関係を理由にした転職は踏みとどまった方が良いです。
同じ業界への転職だったとしても、あなたのキャリアが一度リセットされてしまう可能性があるためです。
いわゆる「勤続年数至上主義」のような会社では前職で経験を積んでいたとしても、それを活かすことが困難な場合がありますし、「中途は即戦力」とはよく言いますが、事実として例え同じ業界に転職したとしても、初めからスイスイと仕事をこなせる人はなかなか居ません。
そのため、人間関係ばかりではなく、今までのキャリアのことも慎重に考える必要があります。
辛い気持ちがこれからも軽くなることがないか
あなたが抱えているその苦難はこれからも軽くなることはなく、永続的続くのでしょうか?
もしも経験値不足など、あなた自身にも原因がある場合は、あなたの心構えや受け取り方を変えることで状況が改善されるかもしれません。
それでも状況が変わらない場合は、健康を害する可能性があるため転職も視野に入れたほうが良いですが、半年〜1年ほど経過を見た後に気分が少しでも軽くなったのであれば、もう少し踏ん張る努力をしてみましょう。
自分の感情を周囲に発信できているか
あなたの辛いと思う気持ちを職場の周りの人にきちんと発信できているでしょうか?
独りで塞ぎ込んでいてはあなたが何にどのように悩んでいるのか、だれもあなたの気持ちに気がついてくれません。
「あーっ、暑い!」、「眠い!!」ぐらいの独り言のような感じでも構わないので、もっと大っぴらにSOSを発信してみましょう。
やりすぎは禁物ですが、職場で大声でマイナス発言をするほど、その行為自体がストレス解消となることがあります。
一人でも親身になってくれる人がいないのか
例えどんなに少数でもあなたの悩みを親身になって聞いてくれる人が、現職場にいるのであれば、その人の力を借りながら少し踏ん張ってみましょう。
おそらく限界を感じるまで頑張ってしまうあなたは、真面目ゆえに自分で全てを抱え込んでしまう癖があるのだとおもいます。
だからこそ忙しい中でもわざわざあなたに手を差し伸べてくれる優しい人であれば、気兼ねなく助けを求めやすいのではないでしょうか。
親身になってくれる人から学べるスキルは「人に頼ること」です。
その人だけではなく、どんな人にでも頼れるようなスキルを身につけるべきです。
即転職を決意しても良い状況もある
転職を決意するためには一度冷静になって、じっくりとその必要性を考える必要があることをお話ししましたが、状況によっては即決意しても良い場合があります。
それが職場が自分にとっての脅威となっている場合で具体的には次の通りです。
詳細は下の記事にもまとめていますので、併せてお読みいただけたら嬉しいです。
まとめ
職場や人間関係についての悩みで気持ちが限界になることはしばしばあります。
しかし、転職することもまた人生においての大きな選択となるため、転職に踏み出す前には必ず冷静になって考えなければなりません。
この記事がそのための一助になれば幸いです。
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