職場で嫌なことを言ってくる人に辟易する、また職場で嫌な目に遭うことは誰もが経験することです。
だれでも経験するからこそ、自分が人にそのような思いをさせるようなことをしてはいけないし、いろいろと気を使い過ぎて疲れてしまいますよね。
本記事では、職場の人間関係での嫌なことあるあると、それらを乗り越えるための方法をご紹介します。
最後までお読みいただけたら幸いです。
職場の人間関係で嫌なこと5選

その1. 他人と比較して優位に立ちたがる人
自己評価において他人を基準としてしまう人は、無意識に人を傷つけたり心ない言動をしてしまうことがあります。

「自分はこの人よりはマシだ。」「この人よりは仕事ができる。」と思って安心する感覚はみんな経験したことがあるはず…。
この安心感に対して違和感を覚えるのであれば良いですが、安心しきってしまうと他人に対する軽蔑の気持ちが生まれ、それが相手に伝わってしまいます。
しまいには自分にとって利益があるかないかで関わる相手を選んでしまうという、自己中心的な考え方に陥ってしまいかねません。
そういう意味では他人に興味がなく、自分と他人を比べることをしない人の方が、自分のやるべきことや目標を明確に持って前進できるため、周囲からのリスペクトも結果としてついてくるのでしょう。
その2. 理不尽をノンフィルターで流してくる人

「君は指示待ち人間になっている。」と社長が言っていたよ…。

はい…。できるだけ自分から進んで行動するようにはしているのですが…。

あと、「君はゆとり教育でぬくぬくと生きてきただろうから日々勉強するように。」と社長が言っていたよ…。

そうだ、「君の会議資料は小学生でも作れるから大人としての責任を持って資料を作るように。」と社長が言っていたよ…。終わり。

(いや、それについてのあんたの考えや気持ちを聞かせてくれよ!社長のスピーカー要らねぇんだよ!)
といった具合に私の実体験に基づいた例でしたが、本人に面と向かって言われるよりも余計に嫌な気持ちになりました。
言われている内容もさることながら、それについて上司が何も咀嚼せずにこちらに全投げしてきたことに対してのモヤモヤをダブルパンチで食らうことになったためです。

全流しするだけなら何も言わないでくれ…。
この場合は「部下の教育のため」という理由があって私に言ってきたのでしょうが、どんな場合であっても、対面している人の気持ちや考えが見えないとこちらが嫌な思いをしてしまいます。
その3. お金がらみのなんやかんや
人間関係にお金が見え隠れすると、その人との関係性にも亀裂が入りやすくなります。

特に職場では、「家を買った」、「車を買った」などのお金にまつわる情報がダダ漏れになるので、要注意ですね。
- お金の金額で決まる上下関係
- 羽振りの良さで集めた人間関係
- 職場の人同士での物の売買
私は職場でこれらが見え隠れしている人とはあまり関わらないようにしています。
職場では特に、自分や他人のお金にまつわる話は絶対に避けるべき話題です。
何気なく「わぁ〜、金ねぇ〜。」とか言ってしまいがちですが、それも絶対に避けた方が良いでしょう。
要らぬ上下関係を作ってしまう原因になりますし、お金にまつわることで自分が傷ついたり、心ない言葉を浴びせられる原因にもなってしまいます。
その4. すぐに大声でキレる人

くぁwせdrftgyふじこlp!!

キレ返す
▶︎ひるむ
冷静に言い返す
冷静に言い返せたら良いのでしょうが、急にキレられて冷静さは保てず、かと言ってキレ返す威勢の良さもなく、結局は収拾がつくまでひるんでいる人は少なくないと思います。
しかし「ひるむ」という行為は、その場でのあなたの思考が完全に停止しているということを相手に明確に示すことになり、今後のその相手とのパワーバランスがあなたにとって不利となってしまいかねません。

声が大きな人が優位に立つのは嫌だよね。
何かを言い返すわけでもなく、キレられている内容を冷静に頭で整理する素振りを見せるだけでも、ひるんでいるよりはあなた自身を守ることができます。
その5. 他人に対するイジり方
会話のちょっとした楽しみ方としての他人イジりはよくあることですが、中には時と場合をわきまえないものもあります。
相手が不愉快な思いをした時点で「イジり」は破綻し、「いじめ」に変わります。

面白いことを言いたい自分のエゴを満たすために他人を題材にするのが「人イジり」だから、簡単そうでも実はかなり難易度が高い話術なんだね。
イジるときは100%相手の気持ちに寄り添い、敬意を払うぐらいの気持ちを持つべきですが、それができていないイジりをしている人をしばしば見かけます。
それも職場というストレスが決して少なくない場所での「人イジり」は本当に注意が必要です。
職場の雰囲気を悪くする人への対処法

その1. 仕事で見返す!それまでは耐える!
はじめからガッカリする内容かもしれませんが、「あなたに転職の意思がないこと」を前提とした対処法です。
なんだかんだ仕事なので、あなたの仕事での実績が辛い人間関係を乗り越える上での強い味方になります。
仕事での実績も何もなかった昔の私は上司や人事に直接投げかけたこともありますが、こういう人間関係で生まれる嫌な雰囲気って、会社で繰り返されてきた根深い問題なんでしょう、まともに取り合ってもらえませんでした。

それどころか、相談したことが筒抜けになるし、その年のボーナスの査定が分かりやすく下がったしで滅茶苦茶でした。
というわけで、他人は信用ならないので自分の身は自分で守らなければなりません。
初期装備のまま敵に挑んでも自分が傷ついてしまうので、まずは最低限「人から文句を言われない仕事」を目標にコツコツと努力しましょう。

自分の実績を積めば、人の自分に対する態度はガラリと良くなります。
それまではしんどいですが、理不尽でも甘んじて受ける気持ちが時には必要になります。
その2. こちらが気を遣うのをやめる
人を気遣うことは良い人間関係を築く上では必要なことですが、必要以上に気を遣ってます感を振り撒いていてはあなたが疲弊してしまいます。
あなたの優しさを誰彼問わずに安売りする必要は全くなく、人を選んだ対応をするべきだと考えます。

「みんな好き勝手言ってるだけだし、こっちばっかり気を遣うのは馬鹿馬鹿しい…」と思うようにすればちょっとは気楽になるかも。
その3. 「愛想笑い」「ひるむ」は絶対NG!
先述の通り、自分が嫌な思いをしているのに、笑って返したりひるんでしまうことは、あなたが思考停止していることを相手に露呈しているようなものです。
たとえひるんでしまっても、表情を変えずに冷静に、相手が言っていることを頭で整理するよう心がけてみてください。

相手の話の矛盾点を探して「それってどういう意味ですか?」と聞けたらなお良いね!
〜最後に〜「自分の身は自分で守るしかない」

職場の人間関係にまつわるモヤモヤは、結局のところは自分で乗り越えていかなければならない問題です。
知人の話やネット記事などを聞いたり見たりしていて、職場の人間関係における嫌なことや悩みのタネは、結構どの会社でも似たようなものである印象を受けています。
しかし、私が経験した3社だけでも会社の特色は全く異っていたため(良しとされる人物像や重宝がられる人材像の定義など)、それらの対処法はそれぞれの会社に合ったものが求められると感じています。
先述の「あるある5選」の内容で人に嫌な目に遭わせてしまっている人でも会社から優遇されている人物は山のようにいるわけで、それが理不尽と言われる所以であるのかもしれません。
つまり、それぞれの会社で空気を読みながら自分の身を守るのが一番の解決策なのですが、この記事が悩めるサラリーマンの一助になれたのであれば幸いです。
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