そういえば、仕事に熱が入らなくなって久しい。
給与面こそ悪くはないものの、人情であったり、それ以外の大切にしなければならない気持ちとかが軒並み淘汰されてしまったのだ。
相互間での信義則は既に破綻している。
「俺が悪いのか?」と慎重に考えていたときもあったが、そんなのも疲れた。
気がつけば、それはもう、誰が何と言おうが、「お金のため」でしかなくなっていたのだ。
幸か不幸か仕事には困っておらず、やることならば「これでもか」という程にある。
毎日のように残業を申請して、会社に残っているけど、「身を粉にすることで自分を評価してもらおう」とか考えているわけではなく、単にお金が欲しいだけ。
夜勤の時は手当がそれなりにあるので残業なんか絶対しないけど、日勤の時はそうでもしないと家族を養えない。
正直、上司からの評価でさえどうでも良いと思っているし、出世なんてしたくもない。
転職活動なんかもやっているけど、これまでの転職経験から、他に雇われるって大なり小なりそんなところはあったし、転職によって状況が今よりも悪くなることも懸念している。
幻想を抱くと現実との矛盾で苦しむということに気がついたのだ。
誰もが理想を掲げて職場を選んできたはず。
- 好きな分野・大学で勉強したことを遺憾なく発揮する
- 仲間とひたむきな気持ちを仕事にぶつける
- お金稼ぎだけじゃないものを重んじる
- 将来どこに行っても自立できるようなキャリアを積み上げたい
私もそうだった。
だけど、現職1年目に感じた得体の知れない違和感、気持ち悪さ、そして居心地の悪さ。
それを感じてしまったら、それは意外とホンモノの感覚で、後々ボディーブローのように効いてくる。
その職場と自分とは既に不適応なのだ。
それならば、適応しようだなんて変な意地は張らずに、気負わずに、イージーモードで考えたら良い。
辞めたきゃいつでも辞められるし、続けるならナメたつらして続けてりゃいい。
どうせナメたつらばっかなんだから。
やりたくない仕事に矛盾を抱えながら、情熱だの根性だの前向きな精神論に置き換えてやろうとするから、変に肩肘張ることになるし、他人を傷つけることにもなる。
面倒なら面倒だと素直に認めるんだ。
そうだ、ミートボールだ。
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